小さい子の習い事として人気の「公文」ですが、いつまで続けるべきか悩みますよね。
特に、本人が辞めたいと言ってきた時に、「続けさせるべきか辞めるべきか」と悩まれる親御さんも多いのではないでしょうか。
習い事の辞め時って難しいですよね
公文の辞め時は大きく3つあります。
- 本人のやる気がなくなった時
- F教材/D教材が終わったら
- 中学受験塾へ入るタイミング
この記事では、公文を続けるか悩んでいる親御さんに向けて、私の経験も交えて「公文の辞め時」についてご紹介します。
本人のやる気がなくなった時
公文を続けるのか悩む理由として一番多いのが、本人のやる気がなくなってきた時ではないでしょうか。
もう公文辞めたい
と子供に言われても、親としては
これまでがんばったんだから、もう少し続けてほしい。
と思ってしまいますよね。
その気持ちもわかるのですが、どうしても本人のやる気がでない場合は思い切って辞めることをお勧めします。
習い事は本人のやる気が一番大事
公文をはじめ色々な習い事へ子供を通わせて気づいたことは、「習い事は本人のやる気が一番大事」ということ。
始めたきっかけは親からの提言だとしても、
- やる気をもって取り組んでいる
- 楽しく通えている
ということであれば、全く問題ありません。
一方、いつまでも本人のやる気が出ない・嫌がる場合は「我が子には合っていなかった」と、すっぱり辞めてしまいましょう。
公文は
- 自学自習
- 繰り返し学習
という特徴があるため、子供によって「合う・合わない」がはっきり出ます。
無理やり続けさせていると、公文を嫌いになり、最終的には勉強自体を嫌いになってしまう可能性も。
そうなる前に、早めに決断をすることをお勧めします。
続けることも大切ですが、辞める勇気も大事です。
公文は、お金も時間もそれなりに使う習い事。
同じ資源を、本人が興味のある別の習い事にかけるほうが何倍も有意義です。
辞める決断をする前に、本人にやる気が出ない理由を聞いて、その対策をうつことでやる気が回復する場合があります。
- 先生が苦手
- 宿題が嫌
など、子供なりに理由がありますので、まずは解決策はないか考えてみて、それでも改善しないようであればすっぱり辞めてしまいましょう。
無理やり続けた我が家の後悔
ここで一つ、私が後悔している事例をご紹介します。
私の息子は、小さい頃から文字を覚えたり計算をするなどの「お勉強」を好むタイプではなく、お友達よりも遅れていることが気になっていました。
小学校の勉強についていけるかな…
と不安になり、強制的に公文に通わせました。
ただ、もともと勉強が好きではない子なので、公文を続けさせるのは本当に大変でした。
本人が公文を嫌がっていた理由は以下です。
- 同じような問題をずっと解くこと
- 毎日の宿題
先生にも相談し、教科を減らす・宿題量を減らすなど工夫をしました。
変化があると少しやる気がでるのですが、それも長くは続かず。
毎日毎日、
もう公文辞めたい
と言い続けていました。
そこをなんとか続けさせて、中学受験塾へ入るタイミングで公文を辞めたのですが、もっと早めに公文を辞めて、違う習い事をすればよかったと後悔しています。
高学年になると中学受験に時間がとられるので、低学年のうちは本人の興味のある事をさせてあげればよかった
最初から、公文のスタイルは息子に合わないと気づいていたのに、「辞めさせたら何も続かない子になってしまう」と思い、辞められませんでした。
皆さんにはそのような後悔をしてほしくないので、本人が辞めたがっていたら本人の意志を尊重してあげてください。
F教材/D教材が終わったら
国語・算数・英語は、すべて「F教材」までが小学生教材。
F教材まで終われば、各教科の基礎がしっかり身についているということですので、そこを一つの区切りとするのをお勧めします。
なお、公文算数に通っている理由が「計算力をつけるため」であれば、割り算のひっ算まで進む「D教材」まで終了すれば十分です。
E・F教材は分数ですが、やり方を知ればできること。
もし、本人がやる気がなくダラダラとやっている場合は、
D教材まで行ったら公文辞めようね
と本人と決めて、区切りのよいところで辞めるのも良い方法だと思います。
中学受験塾へ入るタイミング
中学受験を考えている場合、公文の内容だけでは中学受験は難しいため、進学塾へ入るケースも多いです。
塾も日数があったり宿題が多く出るため、塾と平行して公文を続けるという方は多くありません。
子供の負担を考えても、切り替えるちょうど良いタイミングです。
我が家はこのパターンでしたが、公文を続けていたおかげで、基礎的なところで躓くことはありませんし、学習習慣も身についているためスムーズに移行できました。
この点では、公文に通っていて良かったと思っています
まとめ
本人が辞めたがっている場合、
- 本人に理由を確認
- 対応方法を試す
それでもやる気が出ないようなら、公文とは相性が合わないと思ってすっぱり辞めましょう。
無理にやらせることはありません
また、中学受験に向けた塾へ通い始めるタイミングや、D教材やF教材など良い区切りのところで辞める方も多いです。
周りがどうしているか気にはなるかと思いますが、ご自身のお子さんの状況をよく見て、ご家庭で決めると後悔がないかと思います。
なお、公文を辞めることにした場合、こちらの記事をご参照ください。