育休から復職し、子供を保育園へ預けて働いているママの皆さん。
育児と仕事の両立が始まり、お疲れではありませんか?体力的にも精神的にも、辛いことがたくさんありますよね。
仕事辞めちゃおうかな…
そんなことが頭をよぎるかもしれません。
でも、退職をすぐに決めるのはちょっと待ってください。
この記事では、我が子を0歳児から保育園に預けていた筆者の経験から以下をご紹介します。
- 復職直後に辛いこと
- 辛さをどう乗り越えていくのか
復職直後のママがモヤモヤしていたり、辛く感じるのは自然なこと。その辛さを知り、どう乗り切るかを一度考えてみませんか。
復職直後に辛いこと
私は、復職後1か月は目の前のことに精いっぱいの毎日で辛いとか考える余裕もありませんでした。
でも、2か月経過したくらいで辛さを感じるように。
理由は大きく以下4つでした。
- 時間に追われる毎日
- 子供を預けて働くことへの罪悪感
- 子供の成長を近くで見られない
- 急な早退や欠勤、時短勤務で肩身の狭さを感じる
時間に追われる毎日
子供と自分のペースで過ごせていた育休から一転、会社や保育園の時間に追われて分刻みの毎日が始まり、そのギャップになかなかついていけませんでした。
- 朝早く起きて、洗濯ものを干したり晩御飯の下準備をする
- 子供がぐずっても無理やり保育園へ連れていき、通勤電車にダッシュで駆け込む
- お迎えのために、仕事を泣く泣く切り上げる
- 急いで晩御飯の支度をする
- 寝かせる時間から逆算してご飯を食べさせ、お風呂に入れる など
次から次へと、本当に流れ作業です。
自分の時間はほとんどなく、ただこなしていくだけの毎日。
育休中は、子供のペースに合わせることがあっても、ほぼ全てにゆとりをもって対応できていたのに…
- 始業時間までに会社へ行くこと
- お迎え時間までに保育園に行くこと
- 寝かしつけの時間までに育児や家事をすること
これら3つが特に、「時間に追われているな~」と感じる点でした。
ママには一日24時間じゃ足りないですよね
子供を預けて働くことへの罪悪感
慣らし保育が始まり、急に知らない場所で、知らない人(保育士さん)に預けられて泣き叫ぶ我が子…
- それまでずっと一緒だった子供と離れる寂しさ
- こんな小さな子に、辛い想いをさせているという申し訳なさ
複雑な思いがめぐり、自分も涙したものです。
また、周囲からの「小さいうちから保育園に通わせるなんてかわいそう」という言葉や、世間の「三歳児神話」に傷つき、
こんな小さな子を預けてまで働く意味はあるんだろうか
と悩んでいるママも多いのではないでしょうか。
子供の成長を近くで見られない
乳幼児期は色々な発達が一気に進みます。
今日、一歩が出ましたよ!
など保育士さんから報告をいただく度に、うれしい反面、
その瞬間を見届けたかった…
という寂しさもありました。
四六時中一緒だった育休期間と異なり、起きている時間の大半を保育園で過ごす我が子。
仕方のないことですが、我が子の「初めての〇〇」に立ち会えないのは正直寂しいですよね。
急な早退や欠勤、時短勤務で肩身の狭い思いをする
私が一番つらかったのは、子供の体調不良で急な早退や欠勤があることでした。
保育園によりますが、熱が37.5度を超えると保育園から「今すぐ迎えにきて」というお迎えコールがあります。
特に、預け始めの頃はよく発熱し、頻繁にお迎えコールがかかってきていました。
仕事中の「ブーー」というスマホの振動を聞く度に、
保育園でありませんように…!
と何度祈ったことか。
その祈りもむなしく、着信画面に「〇〇保育園」と表示され肩を落としたものです。
お迎えコールがあると、どんな重要な仕事をしていようが、仕事を放りだして子供を迎えにいかないといけない。
一応、夫に迎えにいけないかとメールで聞いてみるものの「無理」の即答。(または返事なし…)
結局自分がなんとかして迎えにいくしかないのか…
今日やるべき仕事を放っておくことはできないので、上司や同僚にお願いするか、自分で持ち帰るほかないのです。
急に上司や同僚に仕事をお願いするのは、本当に心苦しいですよね。
同僚にも自分の仕事があるのに、それにプラスされるのですから。
また、急な欠勤や早退以外にも、
- 時短勤務を取得している
- フルタイムだけど残業ができない
上記のことでも、仕事が終わらず残りの業務を周囲にお願いせざるを得ないこともよくあります。
- 子供が産まれる前は残業して、自分が納得できるまで仕事ができていたのに…
- みんなの重荷になってる気がする…
こういったもどかしさもありましたが、子供の体調の心配よりもまず仕事の心配をしてしまう自分にも嫌気が差していました。
対処方法
辛さは保育園に預けて働く限り付きまとうものですが、どこかで折り合いをつけていくしかありません。
私はこれらの辛さに対し、以下4つの方法を取って付き合ってきました。
- 働けている状況に感謝する
- 保育園に預けることのメリットに目を向ける
- 仕事量を見直し、効率化を図る
- 職場で良好な関係を築く
働けている状況に感謝する
時間に追われる毎日は確かに辛いですよね。
なぜママは時間に追われるのか。それは「仕事があるから」です。
そして、仕事をする理由は人それぞれ。
- 生活費のために
- 仕事が好きだから
- 働く姿を子供に見せるために など
働きたい/働かないといけない状況に対して、自分が働ける場所があるということは幸せなこと。
それに気づけたとき、忙しい毎日にも少し感謝することができるようになりました。
物ごとの見方はたくさんありますが、何事も良い面を見るようにすることをお勧めします。
ポジティブな気持ちになれますよ!
保育園に預けることのメリットに目を向ける
子供を預けて働くことへの罪悪感も、子供の成長がみられないことに対する辛さも、「保育園に預けている」ことからくるもの。
でも、私は逆に「保育園に預けることのメリット」に目を向けるようにしていました。
- 保育のプロにアドバイスをもらえる
- 生活のリズムが整う
- お友達と刺激しあいながら成長できる
- バランスの良い食事がとれる
- 色々な経験をさせてもらえる
保育のプロにアドバイスをもらえる
保育園の大きなメリットとしては、保育のプロに子供を見てもらえるということです。
今までできなかったことも、保育士の先生の一声でできるようになったりするもの。
育児の悩みにも、多くの子供を見てきた視点で的確なアドバイスをもらえます。
また、成長を一緒に喜んでもらえるということも嬉しいことです。
我が子を一緒に育ててくれているようで、とても心強い!
生活のリズムが整う
保育園には毎日決まった時間に登園します。
一日のだいたいのスケジュールも決められており、毎日同じような流れで過ごすため、生活のリズムが整います。
生活のリズムが整うことで、より健康な体を作ることができるとともに、免疫力アップにもつながるのです。
お友達と刺激しあいながら成長できる
同じような月齢のお友達と過ごすことで、刺激しあい成長が促されていると感じることが多くあります。
社会性も早くから身につけられ、お友達との付き合い方も早くから自然と学んでいるように思います。
バランスの良い食事がとれる
保育園によりますが、我が子が通園している保育園では専任の栄養士さんが献立を考え、子供たちにおいしい食事を提供してくれます。
一汁三菜を基本に、毎日あきないように配慮されています。
ついつい家では、子供が食べてくれるものや、早く作れるもので済ませてしまいがちですよね。
保育園の給食で食事の幅が広がるのは本当にありがたいことです。
家では食べない野菜も、保育園では食べてます
色々な経験をさせてもらえる
保育園によっては、どろんこ遊びや、とうもろこしの皮むき・おだんご作りなどの食育を取り入れてくれるところもあります。
家ではできないような新しい経験をして、「とても楽しかった」とキラキラした目で言われたときは、「保育園に預けててよかった~」と思います。
仕事量を見直し、効率化をはかる
職場で肩身の狭い思いするのは、「仕事は責任をもって自分でやりたい」と真面目に取り組んでいるからこそだと思います。
真面目に取り組む姿勢は素晴らしいことですが、思い詰めすぎて仕事が辛くなっていてはよくありません。
子供の急な体調不良は、保育園に預け始めるとしばらく続きます。
いっしょに過ごすお友達が増えるので仕方ないことだけど、正直大変…
復帰後しばらくは、
- 働ける時間を丸々使って終わるような業務量
ではなく、
- 少し余裕を持った業務量
に調整しましょう。
余裕を持つことで、時間が少し足りなくても十分挽回ができるようになります。
上司も、急な欠席や早退を想定せずに産休前と同じように仕事を割り振っていることも多くあります。
一度、上司に業務量を調整できないか相談してみましょう。
また、同時に業務の効率化を考えるのもとても大切です。
業務の棚卸をしたうえで、
- どうすれば作業時間を減らせるのか
- いらない業務はないのか
など一度ご自身の業務を見直してみましょう。
職場で良好な関係を築く
上司や同僚と良好な関係を築けていれば、仕事をお願いするときに過度に肩身の狭い思いをしないで済みます。
良好な関係を築くために、私が気を付けていたことは大きく2点です。
- 周囲に感謝の気持ちを伝え、サポートも積極的に行う
- 仕事の進捗やタスクを日頃から管理しておく
周囲に感謝の気持ちを伝え、サポートも積極的に行う
「周囲に迷惑をかけて申し訳ない」と思う気持ちは大切です。
「自分は育児をしているんだから、周りが助けて当たり前」という態度では、誰も助けたいとは思いません。
ただし、あまりにも「申し訳ありません。」や「すみません。」と言っていると、
- 自分は悪いことをしている
- 周囲も、迷惑をかけられている
と感じるようになります。
子供を育てる中で、周囲に頼ることは多くあります。
周囲に助けてもらったり、仕事を引き受けてくれる人に対しては、「すみません」よりも「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
感謝してもらって嫌な気持ちになる人はあまりいないはずです。
「ありがとう」という感謝の言葉は、良好な関係を築くためにとても大切です。
また、逆に同僚が助けを必要としていたり、困っている時は率先してサポートを申し出ましょう。
そうすることで、子供の関係でお願いするときにも「お互い様」という気持ちで仕事を引き取ってくれるようになります。
お互いに助け合う関係性を築くことで、スムーズに仕事を進めることができます。
仕事の進捗やタスクを日頃から管理しておく
急な依頼の場合でも、スムーズに仕事をお願いできるように「仕事の進捗等が分かる資料」を用意しておきましょう。
私はいつも以下を心がけていました。
- 自身のタスクを明確にしておく
- 仕事の進捗を共有しておく
- 引き継ぎ書を作成しておく
こういった資料を用意しておくと、仕事に対して責任感を持っているということが周囲に意識づけられ、信頼関係を築くことができます。
特に、上司と仕事の進捗を共有しておくと、仕事自体もスムーズに進めることができますので、意識してみてください。
まとめ
正直、一人目の子供を保育園に預けるまでは、「小さい赤ちゃんと丸一日一緒なんて辛い。早く職場に復帰したい」と思っていました。
でも、いざ預けてみると「保育園に預けて働くということはこんなに辛いことなのか…」と痛感しました。
毎日保育園にお迎えにいくと、とても嬉しそうに駆け寄ってくる我が子が愛おしくてたまりません。
また、平日一緒にいられる時間が少ない分、休日はたくさん子供と触れ合っています。
離れている時間が我が子への愛を育ててくれると信じて
これまでの生活とのギャップに悩むママも多いと思います。
「出産前と同じように働くのは難しい」ということを前提に、少しずつ自分の気持ちにも折り合いをつけていきましょう。
ほかにも辛いことがある、という方は、以下記事も参考にしてみてくださいね。