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公文は、週に2回通い、先生とのやりとりも比較的多い習い事。
公文を退会したいと思っていても、お世話になった人ほど「辞める」と伝えるのは心苦しいものですよね。
私も、息子が辞める時は色々と悩みました。
こちらの記事では、息子が公文を辞めた時の流れをベースに、スムーズに公文を辞める方法についてご紹介します。
- 公文、辞めるって言いづらい
- 伝える方法は電話?メール?
- なんて言えば揉めずに終われるかな
このようなお悩みをお持ちの方はぜひ読んでいってください。
【タイミング】先生へ前月末までに伝える
申し出は直接先生へ
退会の申し出について、公文公式HPでは、以下と記載されています。
休会や退会を希望される月の前月末日までに、直接、教室の先生へその旨をお申し出ください。
お申し出がない場合は、学習契約が更新したとみなされ会費が発生します。ご注意ください。例)8月から休会・退会する場合は、前月の7月31日までにお申し出ください。
引用:休会・復会・退会: 会費・手続き | 公文教育研究会 (kumon.ne.jp)
記載の通り、退会の際は通っている教室の先生へ直接伝える必要があります。
「直接伝える」というのが大きなハードルですが、サイト上や事務局経由での退会申請はできないようです。
なお、退会にあたって提出しないといけない書類はありません。
教室によっては「退会届」を書くこともあるようですが、必要であれば先生から用紙を渡されます。
前月末が期限でも早めが安心
ルールとしては退会を希望する月の前月末日までに先生に伝えればよいのですが、一点注意事項があります。
それは、申し出のタイミングによっては月謝の支払い停止が間に合わず、退会した月の分も引き落とされてしまうこと。
会費のお支払いをクレジットカードまたは口座振替で行っている場合、休会または退会のお申し出は、「指定日」※までに行ってください。
引用:休会・復会・退会: 会費・手続き | 公文教育研究会 (kumon.ne.jp)
「指定日」を過ぎてお申し出いただくと、会費請求停止手続きが間に合わない場合があります。その場合、入金確認後適宜の方法にて教室の先生より返金いたします。なお、振込で返金する際の振込手数料(実費)は負担いただきます。
※「指定日」は教室により異なりますので、教室の先生にご確認ください。
上記の通り、退会した月の分は後から返金してもらえますが、振込手数料の負担があったり、返金手続きなど先生に負担をかけてしまいます。
スムーズな退会手続きのためには指定日前に伝えるか、辞める月の前々月までに申し出るのが安心です。
【手段】直接・電話・メール・手紙:都合の良いやり方で
退会の意思を先生に伝える方法としては、4つあります。
- 直接会う
- 電話する
- メールする
- 手紙を書く
たくさん方法があって悩むと思いますが、おすすめは「直接会う」か「電話」です。
ただ、公式に定められた方法はありませんので、「皆さんの都合の良いやり方」で良いと思います。
以下のようにそれぞれの方法にはメリット・デメリットがあるので、ご自身に合った手段を選択してくださいね。
直接会って伝える
個人的には、先生に会って直接伝えるのがベストだと思います。
直接顔を見ながらお話ができるので、何度もやり取りをせずに済みますし、これまでお世話になったという感謝の気持ちもストレートに伝えることできます。
ただし、難しいのがそのタイミング。
お子さんの送迎をしている場合はその時で良いのですが、送迎をしていない場合だと直接会う機会はあまりないですよね。
「マナーとして直接会って伝えるべき」と記載しているサイトも見かけましたが、忙しい場合は無理して会いに行かなくても良いのではないかと思います。
伝えるためだけに教室に行くのも大変ですよね…
我が家は、手段について悩んでいる最中に先生との面談の機会があったので、面談で直接会って意向をお伝えしました。
面談の時点で辞めることが決まっていれば、その場で伝えてしまうのも良いと思います。
息子は退会が決まってから2か月通いましたが、その後の学習で気まずい思いは全くしませんでした
電話で伝える
電話は、直接話ができるので何度もやり取りをせずに済むのが良い点です。
ただ、悩ましいのが電話をするタイミング。
「教室の時間は忙しいだろうし、それ以外の時間は(公文の)仕事の時間ではないのではないか」と気になりますよね。
先生に聞いてみたところ、教室が開いてすぐの時間なら比較的生徒数も少なく電話対応ができるようです。
ただし、「必ず電話に出れる・ゆっくり話せる」という確約もないので、「都合が悪ければ折り返しが来る。深夜など非常識な時間でなければ気にしない」という考えで良いと思います。
メールで伝える
メールは、相手の時間を気にせずに送れるのがメリット。
ただし、先生がメールを見て電話をしてきたり、返信で「一度お話させてほしい」などと言われるケースが多いので、その後の手間が少し増えるかもしれません。
「直接会いに行く時間がない」「電話をかけるのが苦手」という場合に、一旦メールでお伝えして、先生からの返信を待つということになります。
手紙で伝える
手紙を渡すのも一つの方法です。
身近に、「子供にお手紙を持たせて渡してもらった」というお母さんがいました。
ただ、こちらもメールと同じで、手紙を見た先生から電話がかかってきたり、先生からお手紙が返ってきて「一度お話させてほしい」と言われるケースが多いようなので、その覚悟はしておいてください。
お手紙を渡したお母さんは、その日に電話がかかって来たようです。
【退会理由】引き止められないものを選ぼう
公文を辞める理由は様々ですが、スムーズに辞めたいなら先生に伝える退会理由を良く考えましょう。
正直に伝えたせいで引き止められ、退会が遅れた
ということもよく聞きます。
避けた方が良い理由、おすすめの理由などご紹介します。
引き止めにあう退会理由
引き止めに合ってしまう退会理由は、原因が公文自体にあるものです。
例えば、以下のような理由。
- 宿題を嫌がる
- 教室に行きたがらない
- 成績が上がらない
これらの理由では、先生から以下の提案をされる可能性があります。
- 宿題を嫌がる
→宿題を減らしましょう。 - 教室に行きたがらない
→通室を週1回に減らしましょう。/オンライン学習もあります。 - 成績が上がらない
→これから上がると思います、もう少し様子を見ましょう。
引き止めに合うと、やりとりが増えたり更に退会する理由を考えないといけないので時間や手間がかかることになりますので、避けるほうが無難です。
おすすめの退会理由
本当の理由は公文自体にあっても、スムーズな退会を希望するのであれば先生の納得感が高い理由を伝えるのが望ましいです。
お勧めの退会理由は以下。
- 家庭の事情
- 費用面など様々考えられますが、あえてぼかして伝えます。あまり深く聞いてくる先生はいないと思います。
- 習い事や勉強が忙しい
- 新しく習いごとを始める際や中学生になるタイミングであればこちらを使えます。
- 中学受験のため進学塾に入塾する
- 公文だけでは受験には勝てないことは先生もご存じのはずです。
我が家は、「進学塾への入塾」を理由に伝えたところ、すんなり了解いただけました。
ただ、「どこの塾に入るのか」「週何回通い、宿題はどのくらいあるのか」など色々と聞かれてしまいましたので、本当に通う場合でないと応答が辛かったので、気を付けてください。
退会を伝える時は感謝の気持ちも添えて
退会を伝える際は、これまでの感謝の気持ちも一緒に伝えましょう。
「公文に通ったことで子供が身につけられたこと」も添えると更に印象UPです。
- 公文のおかげで学習習慣が身についた。
- 算数だけは得意だと自信を持っている。
先生としては辞めるという話はショッキングだと思いますが、嬉しい言葉が添えてあれば和らぎますのでお勧めです。
「相談」というスタンスはNG
退会を伝える際に、「辞めようか悩んでいる」というスタンスで話をすることはおすすめしません。
先生からは相談だと捉えられて、
一度面談してじっくり話しましょう
となる可能性が高いためです。
「公文を辞める」と決めてから退会の意向を伝えるのが、早く決着をつけるポイントです。
辞めたくなくて悩んでいる場合は解決策について、先生に相談してみてくださいね。
教室に行きたがらないので辞めようかと考えているお子さんの場合、オンライン学習は試してみる価値ありです。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
【最後の日】挨拶と菓子折りは必須ではない
最後の挨拶に行くかは個人の判断
退会が決まったら「最終日に挨拶をするのか」にも悩むと思いますが、辞めると伝えた時にお礼も伝えていれば、最後の挨拶は絶対必要というわけではないと思います。
「これまでお世話になったので最後は挨拶しておきたい」、「あまり接点もなかったし、教室へ行くタイミングがないので挨拶にはいかない」など、ご自身の判断で大丈夫です。
私はちょうど時間が合ったので、オンライン学習の宿題交換のタイミングで息子と一緒に教室へ行き挨拶をしました。
忙しい時間だったので先生とは少ししか話せませんでしたが、最後にお礼を伝えることが出来、すっきりと公文を終えることが出来ました。
その後、オンライン学習があったので、最後の挨拶は息子がオンラインの先生に伝えて終了でした。
挨拶の菓子折りは必須ではない
最後の挨拶の時に菓子折りが必要か。
ネットで見ても菓子折りを渡した方、渡さなかった方などさまざまです。
渡した方は、「兄弟が長年お世話になった」とか、「これから下の子がお世話になる可能性がある」という理由が多かったです。
渡した方・渡さなかった方がいるように、菓子折りは気持ちなので必須ではないと思います。
私も悩みましたが、公文は習い事の一つと割り切り、結局持っていきませんでした。
月謝もきちんと払っていましたしね。
ただ、もらって困ることはないと思うので、渡したい場合はお渡しすれば、もちろん喜ばれると思います。
【おまけ】退会までにポイント交換を
退会前に必ずやってほしいのが、公文のポイント交換です。
正確には、「くもん友の会ポイント制度」と言いますが、2023年3月分でポイント付与が終了しています。
ポイントの交換は、2024年3月31日まで可能ですので、まだポイントがある方は交換してから退会しましょう!
まとめ
入会よりも退会は気を使うもの。
特に、よくしてくださった先生の場合は申し訳ないという気持ちが出てきますよね。
でも、ずるずる続けていても良いことはありません。
辞めると決めたら行動は早く、意志が揺らがないうちに退会手続きをしましょう。
息子は区切りの良いところで終わらせたいと思い、教材がちょうど終わるときに退会とさせてもらいました。
予定よりも1か月遅くなってしまいましたが、本人もやり切ったという気持ちが持てたようで良かったです。
悩んでいる方も、公文を辞めて次のステップへ進めますように。