- 正社員辞めたいけど、後悔しないかな…
- 退職したほうが幸せになるんだろうか
とお悩みの正社員ワーママも多いのではないでしょうか。
私は正社員を辞め、フリーランスとして働きだしました。
正社員ワーママを辞めて数か月後の心境についてお伝えします。
また、私が感じるメリット・デメリットについても挙げていきます。
正社員退職を検討しているママの皆さんに参考になれば嬉しいです。
正社員退職後、幸せな毎日です
正社員を辞めて数か月たった心境。
一言で言えば、
全く後悔はなく、今とても幸せです!
退職前は、
- 社会に置いていかれる気がするかも
- 狭い人間関係の中で、窮屈に感じるかも
- 正社員としてもう二度と働けないかも
など色々な心配はありました。
でも、今の私にとって正社員を辞めることはメリットが多く、結果良い選択だったと思っています。
正社員を辞めて感じた【メリット】
正社員を辞めてよかったことはたくさんありますが、大きくはこの6つです。
- 心にゆとりができた
- 子供との時間がたくさん取れるようになった
- 新しいことにチャレンジしようという気持ちと、時間が持てた
- 健康的な生活になった
- 家事に時間が取れるようになった
- 家庭が円満になった
心にゆとりができた
退職して良かったことは?と聞かれたら真っ先に出るのが「心のゆとりができたこと」。
”時間の余裕は心の余裕” この言葉を、いま身をもって感じています。
朝から晩まで仕事のことが頭から離れず、子供との時間を後回しにしていた私。
仕事のストレスを家庭内にも持ち込み、いつもなんだかイライラしていました。
それが、退職し時間に余裕ができたことで、子供が何か失敗しても、夫がダラダラしていても、以前よりも心穏やかに対応することができる。
それが「心のゆとり(余裕)」なんだと感じています。
そして、心の余裕に比例して、笑顔の量も増えました!
子供との時間がたくさん取れるようになった
退職を考えるようになったときに、「退職したらしたいこと」を書き出していました。
- 子供が帰宅してくる時間に「おかえり」と笑顔で迎える
- 今日あった出来事をしっかり聞いてあげる
- 学校の宿題や勉強を理解できるまで見てあげる
- 子供と一緒に料理を作る
- 平日の習い事に連れていく
どれも正社員として働いていたころは難しかったことですが、退職後はこれらを実行しています。
日中は仕事をして、子供が帰ってきた後は子供との時間に集中する。
朝バタバタと支度して子供を送り、夜も必要最低限の家事育児をして、寝かしつけたらまた仕事に戻る。そんな正社員時代と比べると、子供との時間は2倍にも3倍にもなりました。
子供とカルタ遊びをする時間も楽しんでいます。
子供が小学生になって感じたことは、親が子供の勉強を見てあげるということは想像していたよりも重要だということ。
ほっといても勉強する子はしますが、うちの子はそのタイプではない。
勉強を見てあげたいけどその時間がなかった…
以前はテストで悲しくなるような点数をもらってくることもあったのですが、子供の勉強を見る時間ができたことで100点をもらってくることも増えました。
「もっと早く退職していれば…」と思うこともありますが、これからの追い上げを期待したいと思います。
新しいことにチャレンジしようという気持ちと、時間が持てた
正社員として働いていた時は、ほとんど自分の時間を取れませんでした。
時間があればやりたいな~と思っても実現できないことがたくさんありました。
例えば、
- 資格の勉強
- 副業
- メルカリ
- 趣味
などなど。
今は時間があるので、やりたいことはすぐにでき、「新しいことに挑戦してみよう」という気持ちも湧き出るようになりました。
「正社員退職」という自分の中では大きな決断をできたので、「今の自分なら何でもできる」、くらいの気持ちがあります。
健康的な生活になった
正社員時代の最後3年間は、コロナで在宅勤務でした。
もともと運動する習慣がなかった私にとって、唯一体を動かしていた通勤がなくなり、運動量が激減。
また、多忙により食事も取ったり取らなかったり、睡眠時間も減るなど、精神的・肉体的にも不健康な状況でした。
それが、退職してからは以下のような変化が。
- 規則正しい時間での生活
- 朝・夕方以降は家事育児、日中は仕事に集中、とメリハリのある生活を送れています。
- 食事はバランスよく
- 家族の健康も考え、5大栄養素のバランスがよい料理を並べるように心がけています。
- 夜は子供たちと一緒に寝る
- 子供たちに絵本を読んで、一緒に寝られるのが最高に幸せです。
- 1日に8,000歩~10,000歩は歩く
- 以前は保育園へ自転車で送迎していましたが、今は歩いています。日中も気分転換に外を散歩したりして、歩数を稼いでいます。
特に新しい運動を始めたわけではありませんが、体重や体脂肪率が減ってきたり、肌の調子が良いなど、至るところで健康的になってきたと感じています。
家事に時間が取れるようになった
仕事が忙しいと、家の中が荒れたり物であふれたりしませんか?
仕事を辞めたらきちんと時間を取りたいと思っていた、家事の時間。
退職して真っ先にやったのは、「断捨離」でした。
要らなくなったものは捨てて、押し入れの中も整理したらとてもすっきりしました。
料理を何品も作り、出来立てのものを子供に食べさせてあげることができています。
「今日のママのごはんは10,000点!」と言ってくれる子供たちの笑顔に、とても癒されています。
家庭が円満になった
正社員退職の一番の功績は、家庭が円満になったということ。
私が退職してから、「家庭内を流れる空気がよくなった」と夫も言っています。
正社員共働きだったころは、夫も私もギスギスしていました。
私も責任ある仕事をしているのに、子供に何かあると私だけが対応してることに納得いかない
家のこともっとやりたいけど、仕事が忙しすぎて無理…
二人とも追いつめられていたと思います。
そのギスギスした空気を感じ取る子供たち。親の機嫌を見ながら話しかけてくる姿に、申し訳なさを感じたものです。
こんな状況を変えるため、退職時に「夫は仕事・私は家事育児がメイン」と明確な役割分担を行いました。
そのおかげで、お互いすべきことに集中できる環境が整いました。
朝食時や夕食時など、家族で話す時間を毎日持てていることも、家族関係が良好になっていると感じる点です。
正社員辞めて感じた【デメリット】
退職して良よかったことをたくさん書きましたが、デメリットももちろんあります。
それはずばり、「お金関係」です。
- 収入が激減した
- 家計管理をする必要がある
収入が激減した
正社員退職の最大のデメリットは、収入が急激に減ることです。
退職前は毎月それなりの収入があったのに対し、今はフリーランスを始めたばかりで、収入はすずめの涙。
正社員時代は夫とお財布を別にしていたので、好きなものを好きなだけ買っていました。
それが、退職してからは夫のお財布に頼らざるを得ない状況に。
そのため、退職後に化粧品や洋服を買うときは、一旦立ち止まり考えるようになりました。
また、念のため夫に「買ってもいいかな~」とお伺いを立てます。
これがなかなか言い辛い…
夫はお金には無頓着でおおらかなタイプなので、文句も何も言いません。
むしろ、
好きなものを買って良いよ
と言ってくれるのですが、お金を稼ぐ大変さを知っているだけに、軽々しく買うのは気が引ける。
子供のものは必要なものとしてすぐに買えるのですが、自分のものは買うまでに時間がかかるようになりました。
家計管理をする必要がある
正社員のころは、本格的な家計管理はしていませんでした。
私はFPの資格を持っているので、日頃からしっかりと家計管理をしていると思われがちなのですが、持っているからこそ
共働きだし大丈夫か
と思っていました。
正社員共働きだと、どちらかが倒れてももう片方でカバーができる。
でも、安定した収入が夫だけになった今、何かあっても当分は生活できるように、貯蓄や保険など管理する必要が出てきました。
退職を決めてからは、FP関連の本を読み返しながら以下についてしっかり考えました。
- 収支の把握
- 今後のライフプラン(特に子供の学費系)
- 貯蓄の目標額作成
- 固定費の見直し
- 保険内容の見直し
- 株や投資の見直し
これらを行うことで、
毎月の出費はこれくらいに抑えたいな
という金額が見えてきたので、今はそれに沿って実行中です。
これまでは、あまり意識しなくても赤字になることはなく一定額の貯金ができていましたが、今後はしっかりと家計管理をして、計画的にお金を増やしていく努力が必要です。
退職を決める時はよく考えて
私は正社員を辞めたことを後悔していませんが、誰しもが後悔しないとは限りません。
もし、あなたが正社員を辞めようかと悩んでいるなら、
- 退職したいと思っている理由を冷静に考える
- 理想の生活を思い描き、それを実現するには退職しかないのかを考える
- 色々な状況にある方の話を聞いたり、発信されていることを読む
- 周囲(特にパートナーや家族)と話し合う
- 退職後の収支シミュレーションをしてみる
- 「自分は後悔しない」といえるまで、ご自身で考える
これらをしっかり行った上で退職を決めてください。
特に、正社員(会社員)を辞めるということは、毎月の収入だけでなく、年金の受け取り額など老後資金にも影響がでてくることです。
私はお金に対しての不安よりも、家族との時間が勝ったため、正社員退職を選びました。
あなたはどう考えるのか、一度しっかり向き合ってみてください。
他人の言うままにしたり、あまり考えずに行動してしまった場合、後悔が強く残ることになります。
私は、退職を自分で決めたので後悔はしていません。
そして、後悔しないようにこれからも進んでいきたいと思います。
半年先、一年先は何をしているのかわかりませんが、目の前のことに向き合い、今自分は幸せだと言えるようにしていたい。
他人と比べて幸せかどうかは決めず、「自分がどう思うか」が大切だと思っています。
この記事が、退職を考えているワーママの皆さんの参考になれば嬉しいです。