退職までの流れと必要な社内手続き【スムーズに進めるコツ】

退職までの流れと必要な手続き

正社員として勤めていた会社を初めて退職する場合、どういう流れになるか不安になりますよね。

そんな方のために、最近正社員を辞めてフリーランスになった筆者の経験を含め、退職を決めてから退職日を迎えるまでの流れや社内手続きをご紹介します。

みどり

「もっとこうすればよかった」という反省点もあったので、そちらも共有しますね!

最後に、私自身の実際の退職までのスケジュールもご紹介します。

これから退職する方の参考になれば嬉しいです。

目次

退職希望日を決める

退職を進めるために、まずは退職希望日を決めます。

転職先がある場合は、先方の希望も加味して決めるのであまり悩むことはないと思います。

しかし、退職後に自営業やフリーランス、専業主婦になる場合は退職日で悩んでしまう方が多いのではないでしょうか。

私は、退職希望日は以下3点を考慮して決定しました。

  • 退職手続きの期限やルール
  • 引継ぎ期間
  • 有休取得期間

一つずつ見ていきましょう。

退職手続きの期限や関係制度のルール

まず、退職にあたって必要な手続き・期限・関係制度のルールなどを会社の就業規則等で確認します。

就業規則とは、賃金や労働時間など、雇用主と労働者の間の雇用に関するルールを定めたものです。

確認項目
  • 退職手続きの期限
  • 有休取得の制約条件
  • 賞与や退職金の支給条件

退職手続きの期限

一番大切なのが、いつまでに退職願を提出する必要があるのかを確認しておくことです。

就業規則や社内ページに、

退職〇日前までに退職願を提出すること

というような文言が記載されています。

期限を過ぎてしまうと希望退職日に退職できなくなる可能性ありますので、ここは必ず確認しましょう。

退職願のフォーマットの有無、記載内容なども確認しておくと安心です。

みどり

会社によって、「退職願」「退職届」など名称は様々です。

有休取得の制約条件

有休がたくさん残っている場合、どうせなら使い切って退職したいですよね。

退職時のトラブルとしてよく聞くのが、「有休を消化させてもらえなかった」ということです。

退職直前に有休消化を考えている場合、以下のような文言が明記されていないか確認しましょう。

  • 連続○日以上の有給休暇を使用する場合には○か月前には申請をすること
  • 退職時に有給休暇を使用する場合、業務の引継ぎが終わっていることが条件となる

決められたルールに沿っていれば取得を断られることはありませんので、しっかり確認しておきましょう。

みどり

私の会社では「退職2週間前は引継ぎのためになるべく有休を取得しないで」と記載がありました。

賞与や退職金等の支給条件

収入面で損をせずに退職するため、予め確認しておきたいのが賞与や退職金などの支給条件や支給額の決定方法です。

賞与は、支給日に在籍している者に対して支給する

退職予定の社員の賞与を一定範囲で減額する

などと明記している企業が多くあります。

特に、2点目については、「退職することを賞与支給前に伝えてしまい、支給額を減らされた」という声も聞きますので、その場合は賞与査定が終わったころを見計らって退職を申し出ると良いですね。

賞与日に在籍していなくても、期間案分して退職日に支給してくれる企業もあります。

また、退職金は、在籍年数を考慮して支給する場合が多いので、

あと1か月いればずいぶん違ったのに…

ということにならないよう、ご自身の支給予定額を確認しておきましょう。

また、福利厚生関係で給付金を受け取れる場合、申請タイミングについても確認することをお勧めします。

福利厚生関係の申請は退職の2か月前まで、というパターンもあるので注意してくださいね。

引継ぎ期間の想定

ご自身の役職や業務量などによって引継ぎ期間は異なりますが、だいたい2週間~1か月と見積もっておきましょう。

会社によっては引継ぎルールを設けている場合もありますので、こちらも確認が必要です。

みどり

私は大きく1か月と見積もっておきました。

有給取得期間の想定

残りの有給休暇のうち、退職までに何日間取得したいのかを明確にします。

有給休暇取得のルールを確認したうえで、取得可能な範囲で希望を決めておきましょう。

みどり

退職までの2か月間、有給休暇を使った同僚もいましたよ。

上記を確認した結果、

・退職は2週間前の申し出でOK

・引継ぎ期間は1か月を想定

・有休取得は退職日までの1か月を想定

上記条件であれば、2か月以上前に上司へ伝えるようにしましょう。

上司へ退職を申し出る

面談

ご自身の退職希望日が決まったら、期間に余裕をもって上司へ退職を申し出ます。

その時に上司へ伝えておくべき項目は以下3つです。

伝える項目
  • 退職理由
  • 退職希望日
  • 有休消化の有無

退職理由

退職理由は退職を伝える上で最も大切なポイントとなります。

上司に伝える前に、なぜ自分が退職したいのかについて、しっかりと棚卸しましょう

思いつく退職理由をいくつか書き出してみてください。

会社への不満が一番に出てくる方もいるかもしれませんが、会社への不満を理由にすることはおすすめしません。

例えば、「人間関係がうまくいかない」などの理由の場合、「業務アサインを変更するから」などと引き留められる可能性があります。

私は

みどり

業務が忙しすぎて両立が難しいので退職したいです

と伝えたら

上司

業務を減らすから考え直してください

と引き留められました。

一度引き留めに合うと、その後何度か面談をすることになり、退職日が長引いてしまう可能性があります。

みどり

引き留められると辛い…

円満退職やスムーズな退職を希望する場合は、「今の会社では実現できないこと」かつ、「自身のキャリアやライフプランのために必要な決断」であるということを伝えることをお勧めします。

〇おすすめの退職理由
✖避けるべき退職理由
  • この会社では実現できないやりたい仕事がある
  • 夫の転勤などの家庭の事情がある
  • 人間関係がうまくいかない
  • 業務が忙しすぎる

退職理由の真偽まで上司は突き詰めて聞かないと思います。

なるべく引き留められないような内容を考え、退職の意思を伝えるようにしましょう。

退職希望日

退職希望日についても、「なぜその日なのか」を説明できるとより納得感を得られます。

特に転職先が決まっていない場合、

上司

人が足りないのでもう少し引き延ばしてくれませんか?

とお願いされる可能性もあります。

「〇月から新しい仕事を立ち上げる予定で進めているため」など、きちんと説明するようにしましょう。

延長を相談された場合、可能な範囲であれば退職日を延長することも良い選択です。

延長して働いた分だけ、きちんと給料ももらえますので、退職後の糧になります。

有休取得希望の有無

残っている有休を消化したい場合は、

〇日から〇日までは有給を取得したいです。

とはっきりと伝えましょう。

私は、退職して迷惑をかけてしまうという申し訳なさから、

みどり

可能であれば、最後の1か月間有休を取りたいです。

と伝えていました。

この、「可能であれば」という表現。これがよくなかったです。

私が退職するからといって仕事がなくなるわけではないので、最後の1か月もいくつか仕事をお願いされてしまいました。

最終月は、休暇の間に出社が入り、なんだか落ち着きませんでした。

みどり

まとまった休暇を取って退職後の準備をしたかったのに…

有休取得については、より強い意志をもって伝えることが大切ですよ。

上司へ退職の意向を伝えるときは上記3点に加え、

  • これまでお世話になったことへの感謝
  • 自分が退職することによって上司やチームメンバーへ影響が出ることへのお詫び

も伝えるようにしましょう。

退職届を提出する

紙とペン

退職届は、会社規定の方法で提出します。

退職日など、記載漏れや記入ミスがないように注意しましょう。

みどり

私は、退職届を提出してから引継ぎが始まりました。
ご自身の会社の流れを確認しておいてください。

引継ぎを行う

引継ぎは計画的に、余裕をもって進めるようにしましょう。

具体的な流れは以下です。

業務一覧の作成

現在担当しているものや、これから担当するはずだったものなど、後任者へ引き継ぐ必要がある業務をすべて書き出します。

書き出した業務は大きな項目ごとに仕分け、更に細かい業務を書き出しましょう。

みどり

この一覧表をもとに、引継ぎを進めます。

引継ぎ先を決める

一覧表にした各業務の引継ぎ先を上司と相談します。

「まとめて一人に引き継ぐ」「分散して引き継ぐ」など様々なケースがあります。

引継ぎ先がない場合、いったん上司にすべて引き渡す場合もあります。

引継ぎスケジュールを決める

引継ぎ先が決まったら、後任者との引継ぎのスケジュールを決めます。

引継ぎ期間に後任者と一緒に作業する時間が取れそうなものは、その業務のスケジュールも意識して決めましょう。

引継ぎマニュアルの作成

各業務についての進め方や進捗状況を記載したマニュアルを作成します。

特に、進行中の案件については経緯や今後の予定についてしっかり記載するようにしましょう。

業務の関係者や関連資料、利用するシステムのID・PWなども忘れずに記載します。

引継ぎを行う

引き継ぎマニュアルが完成したら、実際に後任者へ引き継ぎを行います。

マニュアルを共有し、重要なポイントや注意事項を説明します。

一方的な説明をせず、分からない箇所はないか適宜確認しながら進めましょう。

可能であればマニュアルをもとに実際に業務を行ってもらい、分かりにくい点や不足情報はないかをチェックできると、より確実に引継ぎを行えます。

担当者変更の連絡を行う

業務の関係者へ、担当者変更をお知らせします。

メールでの連絡の際にはCCを後任者に入れると良いでしょう。

フォローアップ期間を設ける

引継ぎが終わった後も一定期間、引き継いだ業務に関するフォローアップとサポートを行います。

みどり

フォローアップがあると、後任者も安心して引き継げます

関係者へ挨拶する

Thank youと書くペン

業務上の関係者へは、退職の2週間前前後に行います。

退職のあいさつと同時に後任者を紹介しておくと、安心して後任者も進めることができます。

直接挨拶に行く場合は後任者にも同行してもらいます。

メールでの連絡の場合は写しに後任者を入れておくとよいでしょう。

なお、取引先など社外の関係者へは退職の旨を伝えるだけで、退職の理由や転職先は具体的に伝えないのがマナーです。

その他、お世話になった先輩や同僚への挨拶は、退職の直前や最終日に行うことが一般的です。

報告先が多い場合は、事前にメールなどで下書き作成しておき、退職時に一斉送信できるよう準備しておくと良いでしょう。

みどり

私は最後の挨拶に何を書くか、1か月くらい悩みました

有給休暇を消化する

自然の中でくつろぐ様子

退職までにまとめて有休を消化するには、2つのタイミングが考えられます。

引き継ぎ状況や有休の使い方によってタイミングを決めましょう。

最終出社日の前に消化する場合

引き継ぎを終えたら休暇に入り、退職日に挨拶や荷物の片付けのために最終出社します。

貸与されたパソコンや携帯電話など、会社に返却するものを最終出社日にまとめて返却できる点がメリットです。

最終出社日の後に消化する場合

最終出社日に挨拶をして有休消化に入り、そのまま出社せず退職します。

休暇に入った後は出社することがないため、気持ちの切り替えがしやすくなるのがメリットです。

ただし、健康保険証など退職日まで必要となる書類は、郵送で返却するなどの対応が必要になります。

会社の備品や健康保険証を返却する

パソコン、スマホ、ペン、ノート

退職日や最終出社日に、会社から貸与された備品などを会社へ返却します。

返却が必要な代表的なものは以下の通りです。

返却が必要なもの
  • 会社から貸与された備品(パソコン・携帯電話・制服など)
  • 社員証
  • 健康保険証
  • 通勤定期券
  • 業務データ

返却物について、忘れがちなのが健康保険証です。

健康保険証は会社在籍日まで利用することができますが、退職日の翌日から利用不可となります。

退職日に出社しない場合は、会社指定の方法で確実に健康保険証を返却するようにしましょう。

みどり

最終出社日にお世話になった方々にお菓子を配って挨拶周りもしました

まとめ:私の退職までのスケジュールと反省点

退職を決めたら、退職日までのスケジュールを早めに立て、計画通り進めることが大切です。

「数か月先だから」と思っていても、案外早くその時は来るものです。

以下は、私のケースです。

退職4か月前
退職希望日を決める
退職3か月前
上司に退職を申し出る
退職2か月前
退職届を提出する
退職2か月前~1か月前
引継ぎを行う
退職1か月前~
有給休暇を消化し始める
退職2週間前~退職日
関係者へ挨拶する
最終出社日と退職日
会社の備品や健康保険証などを返却する

退職までの流れを初めて経験してみての反省点は2点。

  • 退職理由があいまいで引き留めに合ってしまった
  • 有休消化希望をはっきりと伝えなかったため、消化しきれなかった

自己都合での退職は職場に迷惑をかけるもの、と気を使いすぎたのがよくなかったと反省しています。

皆さんは私と同じような状況にならないよう、事前準備をしっかりして、後悔のない退職日を迎えてください。

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